校区内の小学校5年生の授業参観に行ってきました。

空き時間が1時間しかない日でしんどかったですが、来年から(福井県では)教科化された英語を受けた生徒たちが入学してくるので弾丸で参観に。

5分ほど遅れて入室したのですが、一瞬でよい雰囲気で授業がスタートしているのが分かりました。そして、それ以降は、正直驚きの連続でした。

福井県では、今年から小学校英語が教科化されました。数名の小学校の先生方と話をすると、やはり不安が大きく、どうすればよいのだろうという声を多く聞いていました。そして、中学校の先生との連携が必要だとも言われていました。連携というよりはサポートをしなさい、というニュアンスでしたが。空き時間も碌に取れない状況で、さらに小学校の授業のサポートまでってそれは無理だろうと思っていました。しかし、小学校の先生にとっては専門でもない、しかも多くの大人が苦手とする英語を真剣に教えなくてはならない状況になり、中学校の教員にとっては2年間その授業を受けてきた生徒を受け入れていくことは決まっているわけです。

だから、もし小学校の先生が困っているのならば、できることがあればそれこそ連携していかないといけないという思いもあり、その様子を見に行こうという、半ば上から目線の気持ちを持ちながら参観に行きました。

しかし、私の小学校英語に対する不安は、中学校英語に対する焦りに変わりました。

今回参観した授業の内容は

 

授業者:社会が専門の20代中盤の若い男性の先生

内容:転校生が来たから、自分の学校の道案内をしてあげる

目標言語形式:go straight, turn right(left), it’s on your right(left), など

 

授業冒頭で、BESTという約束事について確認する。BはBig voice, EはEye contact, SはSmile,TはTryだ。コミュニケーション活動をする上で常に確認しているのだろうと思う。

そして「New friends came to this class today.  He is from America.」と伝え、導入し、自己紹介の仕方を全体で確認する。

そして、教師が左手にパペットをつけ「Hello, I’m Pumpkin man」とハロウィンにちなんだキャラクターが登場した。教師は、教室内を動き回り、個別に自己紹介を促していく。その会話の中で、food, sports, subjects, とカテゴリの絵カードが黒板に張り出され、内容面の支援がされていく。自己紹介活動が終わると、Pumpkin manが「I have a request.  Where is my class?」という問いから、本時の課題が導入された。

前時までにすでに確認してあったため、目標の言語形式はスムーズに子どもたちから表出されていた。そして、実際に小学校の地図を使いながら、全体で道案内のデモンストレーションを行なっていく。そして、英語での表現に困った時にすかさず教師のヘルプが入り、新しい語句が導入され、子どもたちはそれを使いこなしていった。

驚いたこと

  • 中1レベルの英語ならば、余裕で聞いたり話したりできるようになっている。
  • 生徒内での差がそれほど感じられなかった。全員が楽しく授業に参加し、発言できていた。
  • 社会の先生が、巧みに英語を使って授業を運営していた。

このレベルの授業を2年間受けてきた生徒であるならば、自分の(自分たちの)中学校の英語の授業を本気で変えていかないと、

「えっ、中学校ってこんなレベルなの?」

と入学時に拍子抜けさせてしまうと思う。

そういう意味で、僕たち中学校英語教員は、積極的に小学校の授業を見にいかなければならない。そして、本当の意味で連携をしていかないと、その橋渡しや、確実にレベルが上がるであろう次の教科書を使っての授業に対応できていけないと思う。

 

この授業参観は、とても有意義でした。負けていられない。

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