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タスク・ベースの英語指導―TBLTの理解と実践

久しぶりにきちんとした英語教育の本を読みました。すごく勉強になる本でした。そして、今の自分が「これこれ!」と思えるような、私の今の悩みに答えてくれるような一冊でした。

昨年度、中部地区英語教育学会で発表し、論文化した内容が、生徒が即興的にやりとりができるスピーキング力の養成でした。当時は「フリーな言語使用」というワードを使っていましたね。

その中で、私が根本的に生徒にどのような力をつけさせたいかを突き詰めて考えました。結局は、自分で状況や場面に沿って何を伝え、どのような表現を用いて、コミュニケーションをすすめることができる力をつけてあげたいのだと思います。

これまでは、教室という特殊な文脈で、教師の指示や教科書のモデル等を参考に「練習」を繰り返して、その先に「応用的な活動」を設定していたことが多かった。そのような授業の中では、教師により活動が周到に準備され、「言い型」を学び、「メッセージ」に焦点を当てることができる。そのような活動を繰り返すことで、表現力がついていくと漠然と思っていた。

しかし、それでは実際には足りないように思うようになりました。基礎練習を繰り返して、練習試合にのぞむ。その練習試合でのプレイはすべて監督の指示のもとに行われる。これも大切な活動であることは間違いない。一方、公式戦のような、何が起こるか分からない状況で、自分で判断し、勝利という目標を達成する。こういう経験が教室環境ではまだまださせられていないなと感じます。

そこで2学期は、タスク的活動を積極的に取り入れていこうと思います。タスク「的」というのは、あくまで教科書を使いながらの指導になると思うからです。教科書は、文法ベースで作られており、且つ限られた語彙での表現になるため英語として真正性に欠ける部分がある。この辺がタスクの性質と相容れないのかなと思います。ここで、「やりとりの真正性」に注目し、教科書の題材をもとに、特定の言語項目の使用を意図しない発問や課題設定を、大小問わず、散りばめていくような授業にしていきたいと思っています。

具体的にどのような内容になるのかは、これから考えます。うまくいかないかもしれませんが、それも研究の要素だと思い、もがきながらやっていこうと思います。

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